――ガチャ


「やぁ、ごめんね待たせて」

「ふぁい!(な、ななななな!?)」

「?・・・・どうかした?」

「あ、ぁ!いえ!なんでもないです!!」

「そう?ならいいけど・・・・体調悪いなら言ってね?」

「は、はい!気遣いありがとうございます・・・・」



予想とはるかに違いました

凄く温厚そうで、優しそうです・・・・

しかも美形・・・・

まさかとは思ってたけどホントにいい人そうだ・・・・



「えっと中村正親くんでいいんだよね?」

「あ、はい!そうです!!」

「ん、覚えた。僕の名前は笹木千鶴だよ」

「千鶴さん・・・・いい名前ですね!とてもよく似合ってます!」

「どうもありがとう・・・・早速だけど正親くんの部屋に案内するね」

「はい!よろしくお願いします!!」

「いえいえ、お気になさらず」

「おい!千鶴!!」

「ん?なんですか?今正親くんを案内する所なのに・・・・」

「あん?正親?誰だそれ?」

「あ、あの・・・・俺が正親です・・・・」



なんか怖そうな人来たぁぁぁぁぁぁぁ

目つき悪いし背高いし・・・・まぁ美形だけど・・・・



「あー・・・・こいつが新しい奴か!!へぇ・・・ほぉ・・・」

「な、なんですか・・・・?(めちゃ見られてるぅぅぅぅぅ)」

「ここのアパートは変人ばっか集まるからな・・・・お前もそうなのかと思ってよ」

「あなたも充分変人ですよ」

「うるせぇよ千鶴!!そういうお前だってそうだろうが!!」

「へ、変人?俺はそんな自覚ないですけど・・・・」

「ふむ・・・・これは珍しい、やっとまともな人が来てくれましたか」

「??え、っとその・・・・こちらの方の名前は・・・・?」



また舐め回すように見られてるぅぅぅぅぅぅ

そんなに見られると流石に恥ずかしいのですが・・・・

四つの目に上から下まで・・・・

ほぉ・・・・とかへぇ・・・・とか声あげてるけど

俺がそんなに珍しいのかな・・・・?

ち、珍獣扱いは流石に勘弁して欲しい・・・・

てかこのアパートはそんなにまともな人がいないのか・・・・?

なんか・・・・・行き先不安なんですけど・・・・