そして、プール前にて。

「帰りは、どうしましょうか?」

「んー?買い物とか、して帰るかもだからいいや。」

「御用のさいは、電話してくださってかまいませんので。」

「わかった。ありがと。」

あたしがメイドさんと別れた

その直後。

「琶炉ってば、いつからそんなにお嬢様になっちゃったのっ!?」

「許婚ってかっこいいっ?イケメンっ?」

「てか、琶炉可愛すぎーーっ!」

・・・質問詰めww

「別に、変わってないってー。それより、早く行こーよ。」

「行こ行こ♪」

あたしの背中を、由紀と、もう1人の友達が押す。

今日、一緒に遊ぶのは

あたし、由紀、ゆみ、大河、あみ、ちづる

のあたしぬいて5人。

由紀はおんなじ学校だけど

後の4人は違うとこ行ったから

会うのは数ヶ月ぶり。

「琶炉、相変わらずちっちゃいねー。」

「もー。大河だってちっちゃいじゃんっ。」

「2人とも可愛いからいいじゃん♪ほらほら行くよ。」

水着に着替えて

プールサイドへとくりだす。

「わーっ。暑っついねぇー。」

「ホントホント。やばぁー。」

きゃっきゃ、きゃっきゃと

笑いあいながら

ウォータースライダーを滑っていく。

もーっ!

楽しいっ!