それから。

あたしは、よくわかんない気持ちを抱えたままで

1週間が経った。

「おはようございます、琶炉様。」

「うん、おはよ。今日はなんか騒がしいね?」

「少し、人が来ているんですよ。」

「ふーん。」

まぁ、別にいいや。

あんまりきょーみないし。

「琶炉様、今日のご予定は?」

「んー・・・?特に・・。」

ないけど、と言おうとしたところで

あたしのケータイが、ピピっとなった。

「ん?どしたんだろ?」

あたしがケータイを見ると、

『琶炉、元気してる?

今日、暇なら、一緒に遊ばない?

中学の友達も一緒だし♪

返事待ってるねーっ』

と。

由紀からのメール。

「友達と、遊びに行く。いい?」

「もちろん。ご友人とも、仲良くしなければ。」

「よかった。」

『誘ってくれて、ありがとっ♪

もちろん、okだよーっ!

どこ行くの?』

すぐに、メールを返す。

『んー?

わかんないけど、プールとか行くかも。

水着と、財布と、ケータイ

持ってきてくれればいーよ♪

ps.ガッコー前で、待ち合わせね♪』

学校前かぁ・・・。

早くいかないとね。

「琶炉様?準備は・・・。」

「えっと、水着と、財布と、ケータイだって。あるよね?」

「はい。ございますよ。」

「学校前待ち合わせだから、おくってくれる?」

「わかりました。」