車で、1時間半くらいした頃。

あたし達は、例の場所に着いていた。

「ここ?悠のお気に入りって。」

「そ。ここの海が、大好きなんだ。」

悠がつれてきてくれたのは、海。

浜辺が綺麗なところで、海は青く澄んでいた。

「わーーっ!海に来たのなんて、何年ぶりだろーっ?」

「おいおい、はしゃぎすぎww」

「いいじゃんっ!楽しいんだもん♪」

あたしは、パタパタ水面のほうにかけて

海水に触れる。

「つめたーいっ♪」

「お前さぁ・・・〔笑〕」

「な、何よ。」

「可愛すぎ。素直だなぁww」

「いいじゃないっ。」

もーーっ・・・

笑わなくてもいいじゃないっ!

「てか、お前さぁ。」

「こ、今度は何?」

「スカートの裾、濡れてる。」

「わっ!嘘っ!?」

あーーあ。

お気に入りだったのに・・・。

ま、いっかっ♪〔笑〕

「ねぇ、悠はさぁ。」

「んだよ。」

「なんで、この場所がお気に入りなの?」

「だってさぁ、この海見てると、なんか・・・。気持ちが安らぐんだよ。」

「ほぇ?」

悠は、いっつも自由人じゃん。

息詰まってるときなんて、あるの?

「んだよその顔。」

「悠って、悩むことあんの?」

「ばか。あるに決まってんだろ。」

ふーん。

あるんだ。

なんか以外〔笑〕

「俺、小説家だろ?そりゃあ、ネタなくて困ることだってあるし。なかなか書けなくて悩んだりもあるし。」

「そっかぁ・・・。」

すっごい。

小説家さんは、大変なんだ。