「なんでー?いつもみたいに明日でいーじゃん。」

「悠様とお出かけってことは・・・。デートなのでしょう?」

な、なななんだってーーーっ!?

そんな風に見えるのかっ!?

「ち、違いますよっ!デートなんて、そんなわけないでしょうっ。」

思わず、敬語が混ざってしまう。

「そうなんですか?でも、悠様楽しみにしてましたよ?」

「ふ、ふーん・・・。」

あいつ、メイドさんがわかるほど

楽しみにしてたんだ。

あんまり表に出さない奴だから

すぐにわかられる奴じゃ、ないと思うし。

どんだけだよww

「とにかく、可愛らしいお洋服着たいでしょう?」

「ま、まぁね。」

そこは、惹かれる。

「それでは。鏡の前に立ってください?」

「はーい。」

ここまで説得されちゃあしかたない。

あたしは全身が映る鏡の前に移動した。

「これとか、それとか・・・。」

「・・・ww」

メイドさん、そうとう張り切ってる・・・。

クローゼットの中の服を、半分くらいだして

いろいろ見ているようだ。

「これと、あれなら、どちらが好きですか?」

「んー・・・?」

どっちも同じタイプだけど、

1つは、ピンクっていうか・・・。薄ピンク?

もう1つは、白っぽい感じ。

さて、問題です。

あたしはどっちを着るべき?

1.薄ピンクのほう。

2.白のほう。

んー・・・・。

ここは、

“1”

でしょっ♪

「薄ピンクのほうっ♪」

「わかりました。それでは、試着をお願いします。」

「はーいっ♪」

あたしはノリノリで、

洋服の袖に、腕を通した。