「ただまもどりました。種類は、こんなものですかね。」

あたしの部屋に入ってきたメイドさんの手には

何か、メニューみたいなのが握られていた。

「わーっ!ハーゲン○ッツばっかりーっ!」

イチゴとか、バニラはもちろん、

季節限定ものまで全部そろってるっ!!

きゃーーっ♪

ちょー興奮してきたっ♪

「じゃあね、コレ。」

あたしは、メニューを指差した。

「了解いたしました。もう少しお待ちください。」

アイス♪アイス♪

もう、頭の中そのことばっかりww


「お待たせいたしました。」

「きたーっ♪」

ハーゲン○ッツのアイスは

ちっちゃいお皿にのってきた。

スプーンもアンティークで、高そうww

「おいしそっ♪」

「お口にあえば、よろしいのですが。」

「あわないわけないじゃんっ。」

ハーゲン○ッツ、大っ好きだもん♪

ってより、アイスが大好き〔笑〕

スプーンですくって、

パクリ、と1口。

「っ!おいしーーーっ!」

何コレっ!ちょー美味しいっ!

「お口にあったようで、なによりです。」

「ホント、美味しいよー♪」

このこと、母さんには言わないにしよ。

母さんも、あたしとおんなじだから。

「あ、そういえば。」

「ん?どうしたの?」

「明日、悠様とお出かけなさるのでしょう?」

「うん。何で知ってるの?」

「ちょこっときこえてましたので。」

メイドさんは、はにかむようにして少し笑った。

・・・それが、どうしたんだろう?

「それでは、明日のお洋服を選びましょうか。」

アレ?

今からっ?