「そんなマジな顔すんなって。お前が許してくれるまで、俺は待つから。」

「・・・ちょ、ちょっとだけなら。」

「マジ?」

悠は、ちょっと驚いた顔をして、

あたしの顔を覗き込んだ。

「いいのかよ。」

「・・・うん。」

ちょっと怖いけど、

でも、悠ならちょっとくらいなら。

なんて。

ふざけたことを、あたしも思っていた。

「・・・やめた。」

「へ?」

「ちょっとでも手ぇだしたら、最後までヤっちまいそうだから。」

「はいっ?」

「お前が俺のこと“大好き”って言ったら、ヤってやる。」

ーーーーっ!!///

あんなこと、言うんじゃなかったぁーーーーーっ!

あたし、激しく後悔。

「言う気になった?」

「ぜっっっったい言わないっ!」

あたしは、ぎゅっと目を瞑って言った。

こいつのこと

“大好き”

なんて、

死んでも言わないんだからっ!!