「ぷっ。なんだよ、考えとくってww」

「わ、笑うなっ!」

「悪い悪い。」

悠は、含み笑いを必死に堪えようとして

それでもダメで、笑い出した。

「な、何がおかしいのよっ!」

「お前の反応が可愛すぎるからだろーが。」

「うっさーーーいっ!」

可愛いとか、言うなっ!

ふつーに返事かえしただけじゃんっ!

「そんな騒ぐと、通りすがりの生徒にみつかっぞ。」

「うっ・・・。」

「また、騒がれんのは嫌だろ?」

「そりゃ、まーね。」

・・・嫌だけど、すっごく嫌だけど

空耳かな?

こっちに向かってくる女の子達の声がきこえる。

「悠?女の子達、こっちにきてない?」

「お、俺もそう思ってた。って・・・やばっ。」

悠はそう言うと、

あたしの腕をぎゅっと掴んで

保健室のベッドにもぐりこんだ。

「ちょっとっ・・・!」

「しっ・・。静かにしてろ・・・。」

悠の指が、あたしの唇に当たる。

布団の中にいるせいで、

悠との距離が、すっごく近くなる。

顔も、足も、身体も

全部全部が近すぎて

熱をもったように、熱くなる。

「ち、近っ・・・。」

「うっせ。ばれたらどーすんだ。」

思ってたとうり、女の子達は、保健室にきていた。

なんせあたしが、殴って気絶さしちゃったから・・・〔笑〕

「アレー?センセーいないじゃん。」

「氷だけ、もらっとく?これはれそーじゃん。」

相変わらず、ガラ悪いしゃべりかただなぁ・・・。

あんな奴にブスとか、死んでも言われたくねーww

「ほらっ。帰ろ?教室もどんないと。」

「行こ行こー。」

女の子達は、

何にも気づくことなく去っていった。