「どうゆうこと?」

「だからさ。逆に今度は、あいつらを閉め出してやろーぜww」

「中からロックかけて?」

「おう。俺と親父しか知んねーから、絶対にあかねーぞ?」

「・・・。面白そう。いいよ、やってっ♪」

「そーこなくっちゃ。」

悠は、すごく楽しそうに、ロックをかけ始めた。

うわぁ・・・。

確かに、めっちゃ複雑〔笑〕

あんなの、誰もわかんないっての。

「よし、出来たっ。」

「これで、開かないの?」

「おう。間違いねーよ。」

悠が、

「引いてみ?」

と言うから、ためしにドアを引いてみる。

がちゃっ。

・・・うん。

しっかりロックかかってるね〔笑〕

「なぁなぁ、琶炉。」

「何よ。」

「助けたおれーは?」

「はぁ?」

「だから、お・れ・いっ♪」

何?

あたしに何しろっていうの?

「・・・何して欲しいのよ。」

「キス。&+α。」

な、なんじゃそりゃーーっ!

キスは、まぁ言いそうだな、とは思っていたけど

“+α”って何っ?

「ぷ、+αって何?」

きくのがちょっと怖かったけど

確かめておかないと、何されるかわかんない。

「ここさぁ、ベンチとかねーの?」

「あるよ、ほらあそこ。」

あたしは指差して、トテトテと近づく。

「ほら、長いイス。」

「なら、そこに寝ろ。」

「はいぃー?」

寝ろ?

今こいつ、寝ろって言ったっ!?