「ここ・・・?」

「そうみたいですね。」

やっと、更衣室にたどり着いたぁ・・・。

でも、もう人は、2人くらいしかいない。

やっばー・・・。

体育遅れちゃうかも・・・。

「早く着替えよっ。」

「はい。」

あたしが服を脱いで、体操服に着替える。

メイドさんは、あたしの脱ぎ散らかした服を

すばやく片付けてくれた。

「早く行こっ。」

「了解しました。」

タタっと走って、ドアの扉を開ける。

ガチャっ。

・・・?

ガチャガチャっ。

「・・・。」

閉じ込められたぁーーーーーーっ!

なんだなんだ?

これが嫌がらせってやつか?

ちょー、むっかつくーーーっ!

「琶炉様?どうかなさいましたか?」

「・・・閉じ込められた。」

「えっ?」

メイドさんまで、驚いた表情になる。

「多分、さっきの女の子達だと思う。」

くっそー・・・。

あの女共・・・。

悠にちくってやるんだから。

「どうなさるのですか?」

「とりあえず、悠にメールする。」

何かあったらメールしろって言ってたし。

ここで変に意地張ったら、

悠に怒られるだけだもん。

あたしはケータイを手に持って

メールを打ち始めた。