「んじゃ、悠呼んでくるね。」

「もうお出かけなさるのですか？」

「うん。門のところで、女の子達に囲まれるだろうから。」

早く行かないと、遅刻の可能性“大”なんだよねww

「そうでございますか。」

「んじゃーね。」

「あ、お荷物お持ちしますよ。」

「ありがと。」

そんなに重くない鞄を、メイドさんに預けて

あたしは悠の部屋に向かった

「悠ー？準備できたぁー？」

「もうちっとだから。入っていいぞ。」

「はーい。」

部屋の中から、悠のお許しが出たところで

あたしは部屋の中に入った。

「悠？」

「んだよ。」

「着替えてるのに、入っていいとか言わないでしょ。ふつー。」

「何？見惚れちゃった？」

「いや、別に。」

こいつの裸なんか、きょーみないし〔笑〕

てか、早く行きたいーー。

今日は、ちゃんと授業受けられるかなぁ？

「よし、行くぞ。」

「はーい。メイドさんもついてきてくれるの？」

「琶炉様がそのほうがよろしいのなら。」

んー・・・。

どうしよっかなぁ・・・。

「連れて行っとけ。学校で何があるかわかんねーだろ？」

「うん。そだね。メイドさん、よろしく。」

「承知しました。」

これから、女子の視線が怖いかんなぁ・・・。

悠はかっこいいし、モテるし、

皆興味津々だもんねぇ。

あたしは、どーでもいいけど。

「ほら、早く乗れ。」

「はーい。」

家の門の前には、もうすでに車が来ていた。

「今日も囲まれるかなぁ？」

「多分な。今日はメイドと、俺から離れんなよ？」

・・・わかってるっての。

多分、目ぇつけられてるもんね

あたし。