そして、

「んぅ・・・。はよ、琶炉・・・。」

「おはよ。ずいぶん眠そうだね。」

「まぁーな・・・。」

やっと、悠が目覚めたのは

7:30。

歩いて通う人たちは、かなりやばい時間だけど、

あたし達はこれがいつもどーり。

「あ。由紀、どうしたんだろ・・・?」

「さぁ?歩いて行ったんじゃね?」

「かもね。」

由紀は、目立つの嫌いだから。

リムジン乗ってく?って言っても

断られそーだしww

「んじゃ、あたし達も準備しよっか。」

「おう。後でな。」

制服が、自分の部屋にあるあたしは

一旦退室。

「ドア、開くかなぁ・・・?」

思い切って、自分のドアを開ける。

すると、

昨日とは大違いに、抵抗なくドアは開いた。

「あ。メイドさん。」

「お、おはようございますっ。琶炉様。」

「おはよ。」

ふつーに、挨拶する。

メイドさんは、悪くないもん。

多分、由紀がお願いしたんでしょ。

「あ、あの・・・。」

「ん?何?」

「昨夜は、すみませんでしたっ。」

「えっ?」

ペコリ、と頭を下げるメイドさん。

そんなことされたら、あたしが反応に困っちゃうよww

「いいって。由紀に頼まれたんでしょ?」

「は、はい・・・。」

「なら、メイドさんは悪くないって。ほら、準備手伝って?」

「はいっ!」

メイドさんは、元気を取り戻したみたいに明るくなった。

はぁ・・。よかったぁ・・・。

あたしもちょっと、安心♪