「どーもぉ。」

そう言いながら、ちょっと重いドアを開ける。

「琶炉ー。遅いわよーって・・・。あら、由紀ちゃんも一緒?」

「は、はい。」

「そうなの。ゆっくりしていってね♪」

「ありがとうございます。」

うわぁ・・・。

母さんも、完全に金持ち気分に慣れてきてる・・・。

あたしも人のことは言えないくらい、慣れてるけどww

「遅いぞ、琶炉。」

「ゴメンっ。由紀とお風呂入ってたから。」

「ったく・・・。」

ちょっと不機嫌な、悠の隣にいつもどうり座る。

席がいっぱいあるくせに、

一応場所が決まってるんだよね。

あたしの隣は、悠で、

その向かい側に、母さんとお父さんが座っている。

今日は、あたしの隣に、悠と由紀が座る形だ。

「そんなに緊張しなくてもいいって・・・。」

「で、でも・・。コレって、食べ方とかある?」

「ナイナイwwふつーに食べればいーんだって。」

あたしだって、わかんないもんww

そんなこと。