「だけどさ、羽爾野森くんは琶炉のこと好きみたいじゃん。」

「はいっ!?どこを見たらそうなんのっ!?」

ってか、まだ続くのこの会話!?

「思いっきり脈アリじゃん♪わかんないかなぁ・・・?」

「わかんないっ!」

「琶炉らしーwwそこが、可愛いんだけどねぇ。」

「何ソレっ!」

もーっ!子ども扱いなんだからぁ・・・。

はぁ・・・。

と溜め息をつきながら、由紀を軽く睨んでいると・・・

コンコンっと

ドアをノックする音がした。

「「はーいっ♪」」

「失礼します。そろそろお風呂のお時間なので、呼びに来させていただきました。」

「とりあえず、入って?」

あたしが言うと、メイドさんは

失礼します、ともう1回礼をして、

中に入ってきた。

「もうそんな時間なの?」

「はい。悠様は、もう済まされたかと・・・。」

「そうなんだ。じゃ、あたしらも入ろっか。」

「うんっ。」

由紀のパジャマはきっと用意してくれてると思うし、

おっきいお風呂に、ゆっくり入ってやるーっ!

そうな欲望を胸に、

あたしはメイドさんと由紀を連れて、

お風呂へ向かった。