「何だって口に出来るところは、お前のいいところだ。」

「わけわかんねー。」

自然の行動なんだろうね、悠にしては。

あたしには、とても真似できないけどww

「俺は親父がいよーといまいと、キスしたい時はするし〔笑〕」

「なっ・・!」

「つーわけで、琶炉。膝枕してー。」

「はいっ?」

「だから、膝枕。俺、疲れたから。」

「頭乗せればいいじゃん。」

「さんきゅー。」

ごろんっと悠が頭を乗せてくる。

お父さんは、それを困ったような顔をして見ていた。

「見てるほうが、なんか気まずいね。」

「そうですねぇ。まぁ、悠はいつもこうなんで。」

「琶炉ちゃんは、順応性あるね。」

「あはは、そうですかぁ?」

お父さんと、にこやかに会話を交わす。

「悠?」

「すーすー・・・。」

「・・もう寝てる。」

寝顔は、ちょっと可愛い。

「琶炉ちゃん、キスしてもいいよ?」

「お、お父さんっ。やめてくださいよ、もー。」

「いやいや、あんなにラブラブだったから。」

お父さんまで、何をいいだすんだ。

悠の性格は、絶対お父さんよりだろ〔笑〕

「すーすー眠っちゃって。疲れてんのかな・・。」

「なんでそう思うんだい?」

「だって、小説も書いてるし。夜遅いんじゃないんですか?」

「よく知ってるね。教えてもらったの?」

「はい。本当にすごいと思います。」

あたしと、同い年なのに

あんなすごい小説家だなんて。

正直尊敬するし、すごいなぁって思う。

本人には、言わないけどね。

ナルシ発動しちゃうから。

「琶炉ちゃんはさ、悠のこと好き?」

「っ!す、好きとかは、わかりません。・・・でも、惹かれてるのは確かです。」

「そっか。君は、本当にいい子だね。悠にはもったいないくらいだ。」

「え?あたしのセリフですよ、それは。悠はモテるから。」