教室にて。

「わっ!ざわざわしてるー。」

「誰か、人気者とかいるのかな?」

「さぁー?」

席は自由みたいだったから、

後ろの窓側の席を、堂々と独占。

そういや、あたしのいい名づけ?とかいうの

同じ学年なのかなぁ・・・。

あたしは、認めないけど。

「琶炉っ!あそこ、すっごいかっこいい人っ!」

「えー?どこー?」

「あそこだってっ!」

ハートマークがつくくらい、騒いでいるあたしの友達。

あんま、興味はないけど、

とりあえず指さしているほうを見てみる。

「ふーん・・・。」

確かにかっこいいわ〔笑〕

こう、きらきらーって感じ?

「ちょーかっこいいっ!」

「ちょっと、騒ぎすぎ。」

相手に迷惑じゃん。そんなに騒いだら。

もう、先生はいってくるだろーし。

「琶炉は、相変わらずだよねー。せっかく可愛いのにっ♪」

「別にふつーだって。」

別に、可愛くなんかないし。

そりゃ、ブスでもないよ?