朝、いつもは全然起きられないあたしなのに、

今日はなぜか、自然と起きることが出来た。

「んーっ!よく寝たぁ・・・。」

「おはようございます、琶炉様。」

「うん、おはよ。」

あたしにすぐに話しかけたのは

メイドの澪さん。

メイドさんは、早起きなのかなぁ・・・?

あたしが起きる前から、あたしの部屋にいるなんて。

「着替えをさせていただきますが、よろしいですか?」

「あ、はーい。」

あたしの通うことになった高校の制服は

可愛いからなぁ・・・。

着替えるのが、すごく楽しみっ♪

「こちらでございます。」

「ありがと。」

もう、メイドさんとはタメ口だ。

あたしも、「敬語なんていいですよ。」

と言ったのだけど、

メイドですから、と断られてしまったのだ。

「Sサイズ・・・ですか?」

「そうですけど・・?あたし、この身長なんで。」

Sサイズでも、ちょっとおっきいくらいだもんww

「わっ♪やっぱ、かーわいいっ♪」

鏡の前でくるり、とターンしてみる。

きゃーっ♪テンション上がるっ♪

「よくお似合いですよーっ。すっごく可愛い♪」

メイドさんも、絶賛してくれてるみたい。

「あっ!髪、どうしよう・・・。」

あたしのちっちゃい身体を包むように、

長ーいロングヘアーがふわりと揺れた。

「あ、私がやらせていただきますから。1つと2つ、どちらがよろしいですか?」

・・・結び方のこと?

んー・・・。

どっちでも、いいんだけどなぁ。

「どっちでもいいよ。」

「そうでございますか。それでは、今日は2つにしましょうか。」

「はいっ♪」

長い髪を、メイドさんはきれいに結わいていく。

わーっ///

楽しみっ♪