「もう、今夜はお休みになられたらいかがですか?」

「・・・。わかった、そうするよ。」

本当は、仕事を片付けてしまおうと思ったのだが

今夜はやめとくか。

俺は執事に

「もう行っていいぞ。」

と声をかけて、ベッドに入った。

「お体にお気をつけて、お休みください。」

「あぁ、おやすみ。」

電気は消さずに、いつも俺は寝る。

真っ暗の中で寝るのは、どうも苦手だからな。

「ふぅ・・・。」

ゆっくり息を吐いて、目を瞑る。

・・・今夜はよく、眠れそうだ。

そう思った瞬間、

俺の意識は暗闇に包まれた。

〔悠said.end〕