「きゃーっ♪お風呂も広ーいっ♪」

あまりに慣れてない雰囲気に、ちょっと興奮気味。

だって、温泉みたいなんだもんっ。

「はふぅ・・・。気持ちいー・・・。」

ざっと身体にお湯をかけて、

お湯に浸かる。

すると

コンコン

とドアを叩く音がした。

「はーい?」

「琶炉様、入ってもよろしいですか?」

「いいですけど・・・。」

なんでお風呂にメイドさん?

「失礼します。」

靴下だけ脱いだメイドさんが、

ふつーにお風呂に入ってくる。

「何か用ですか?」

「身体と頭を洗いにきました。」

「はいっ?」

それくらい、自分でやれるんだけど・・・。

ここでは洗ってもらうもんなの?

「や、自分でやりますよ。それくらい。」

「いえいえ。ここでは、洗ってもらうのもなので。」

「はぁ・・・。そうなんですか・・・。」

やっぱり、そうなのね。

「じゃあ、お願いしよっかな。」

まぁ、やってくれるって言ってるわけだし。

おじょーさま気分を味わってもいいかな。

「それでは、ここにお座りください。」

用意されていた、イスみたいなのに座らされて、

丁寧に髪を洗われる。

わーっ。あたしでも、こんなにキレーに洗わないよーww

「きれいな髪ですね。」

「そんなことないですよ//」

照れちゃうじゃんっ///

確かに、長いけどね。あたしの髪。

「細いんですね、琶炉様は。少食なのですか?」

「全然そんなことないですよっ。めっちゃ大食いですww」

「こんなに細いのに・・・ですか?」

・・・んー・・。

細いかぁ?

思わず自分の身体を、じっと凝視した。