「琶炉様、お待ちしておりました。」

「あ、ども。」

悠の言ったとうり、メイドさんの姿があった。

「これから、お世話させていただきます、横田澪といいます。」

「えっと・・・。舞川琶炉です。」

澪さんかぁ・・・。

なんか、いい名前だなぁ・・・。

「どうかしましたか?」

「いえ、何でも。」

「それでは、とりあえずお風呂にしましょうか。」

「はーい。」

メイドさんによると、

洋服とかは、もうクローゼットにしまってあって、

新しい服まで買ってくれてるみたい。

やったっ♪

新しい服ゲットーっ♪

可愛いのだといいなぁ・・・。

・・・てか、お風呂ってどこだろう?

トコトコ長い廊下を、メイドさんと歩く。

んー・・・。

いつになったら、着くの?

この家はちょっとでかすぎ。そう思うのは、あたしだけ?

「着きましたよ。ここです。」

「へーっ。」

なんか、温泉っていうか、広ーいお風呂っ!

・・・みたいな感じ。

「あ、あの・・・。1ついいですか?」

「なんでしょうか?」

ここのお風呂ってさぁ・・・。悠も使うの?

「ここ、悠も使うんですか?」

「いえ。悠様は、違うところをお使いになられますよ。ここは女性ようですから。」

「あ、そうなんですか。」

ふぅ・・・。よかったぁ・・・。

お風呂で、悠と会うとか、絶対嫌だしっ!

「なので、安心してお使いください。」

「はーいっ♪」

あたしは、すごくいい気分で、

洗面になっているだろう部屋のドアを開けた。

メイドさんは、タオルと着替えを取ってくるらしい。

「・・・にしても。」

広すぎっ!

どこで着替えていいのやら・・・。

って感じ。

これなら、お風呂も広いんだろうなぁ・・・。