動けない。 まばたきすらできない。 倒れている鳩、真っ赤に染まる手、 そんなものより 君から目が離せなくなっていた。 真っ白で透き通るような肌 それとは逆に、真っ赤な唇 淡いピンク色の頬は、舞い散る桜と同じ色。 大きくてクリクリとした瞳は黒く、深く闇に包まれているようだった。 その瞳に僕は一瞬で、吸い込まれたんだ。