15歳…


初めての彼氏…


初めてのキス…

初めての事ばかり…



好きで

好きで

仕方なかった…



だけど…

好きでも身体は

そんなすぐに

預けられなくて…

あたしは拒否る



「…まぁいいよ」

「ごめんね…」

「ゆっくりでいいんだっ」

健一は言ってくれた


あたしは

そんな言葉を簡単に

信じた…

安心した…



数日後…


街で健一を見掛ける


「け〜んい…」


えッ!

何…?


健一が知らない女と

ホテルに入ってく



翌日

あたしは健一を

呼び出した…



「はぁ〜…」

「健一……?」

「だってお前ヤラせてくんねぇ〜んだもん」

「ゆっくりでいいって…言ってたよね…?」


健一

健一…?


「…俺も男なんだし…無理じゃんね〜!やっぱヤリてぇよ?」

「…健一…」

「い〜じゃん!じゃ別れようや」

「…え…」

「別れよ!別れよ!はい〜決まりっ」

「ちょっと…」

「お前とは今日でおわり〜!じゃな!」



何…?

そんなあっさり…


好きだったのに…

愛してたのに…


愛って虚しい…

愛って儚いよ…


苦しい…