「峰さん、間違えてる。そこ、俺の席」
言いにくそうに小声で物申す男子を、綾子は涼しげに見上げ、
「この時間だけ変わって。それとも……どうしても、ほのかの隣がい?」
脅迫ともとれる問いを平然と返して、有無を言わさず私の隣を奪い取った。
そして、机に腰を引っ掛け、後ろを向いたまま呆然としている私に、
「ほのか、座れば?」
溜息混じりに言った。
ゆるゆると身体を半回転させ、腰を椅子の上に落とせば、
「ほのか、最低」
と。隣から最大級の中傷が飛んで来た。
「はぁ? 何で私が?」
思わず、勢いよく顔を横向けて、隣の綾子を見た。
「ほのかが不満ばっか言ってるから田所、変わろうと努力したんだって」
「それ、私も聞いてたってば。てかさ、綾子はいっつも田所の味方だよね」
ムスッと膨れて言い返した。
言いにくそうに小声で物申す男子を、綾子は涼しげに見上げ、
「この時間だけ変わって。それとも……どうしても、ほのかの隣がい?」
脅迫ともとれる問いを平然と返して、有無を言わさず私の隣を奪い取った。
そして、机に腰を引っ掛け、後ろを向いたまま呆然としている私に、
「ほのか、座れば?」
溜息混じりに言った。
ゆるゆると身体を半回転させ、腰を椅子の上に落とせば、
「ほのか、最低」
と。隣から最大級の中傷が飛んで来た。
「はぁ? 何で私が?」
思わず、勢いよく顔を横向けて、隣の綾子を見た。
「ほのかが不満ばっか言ってるから田所、変わろうと努力したんだって」
「それ、私も聞いてたってば。てかさ、綾子はいっつも田所の味方だよね」
ムスッと膨れて言い返した。



