わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「カービィって、なんか、ほのちんに似てね?」

「あ、わかる。顔に手と足くっついてるとこなんか、モロほのか」

「だろ?」


ケラケラと、愉しげな二つの笑い声が部屋を舞う。



悪口じゃん。

私、顔に手と足くっついてねぇしっ! ふざけんな!



ブクウと膨れたところで、二人が気付くはずもなく……。

仕方がないから、田所が毎月欠かさず購読している漫画雑誌を、ベッドの上に寝そべって読むことに。


瀬那くん退散、瀬那くん退散、と念じながら。




いつの間にか私も、夢中で漫画を読み耽っていた。少年漫画って意外に面白い。


どのぐらいの時が流れたのかさっぱりわからないけど、ドサッと隣に何かが落ちて来て、私の身体がその反動でボウンと弾んだ。


隣に落ちたそれは、私と同じうつ伏せの格好で、読んでいる漫画雑誌を横から覗き込んで来る。ゆっくり視線を上げて隣を見れば、もの凄い至近距離に瀬那くんの顔があった。