わたしとあなたのありのまま ‥3‥

いやいや、田所居たってつまんねぇだろ、授業なんかよー。



「へぇ……って、ちげぇわ。サボんのはお前の勝手だから俺は別に……。じゃなくて、何でうち? 自分ち帰れよ」


いいぞ、田所。やれば出来るじゃん。



「凜太郎にゲーム借りたんだけど、俺んち『Wii』無かったわ」

鞄から取り出したディスクをこちらに見せながら、瀬那くんはヘラリと笑う。



んなもん、理由になるかー! と心の中で叫んだけれど、

「カービィじゃん。俺にもやらせろ」

田所はもの凄い食い付きを見せる。私の拘束からいとも簡単にスルリと抜け出し、自分だけさっさとベッドを後にした。


しまった、油断した。




そうして――

私という存在なんかすっかり忘れて、ゲームに没頭する二人であった。