わたしとあなたのありのまま ‥3‥

ダメだ。甘過ぎるから困る。融けてしまう。身体が液体になってしまう。



「バカ、ハゲ、ウンコ」

焦燥しきって幼稚な悪口を並べ立てれば、田所はほんの少し身を起こして、艶やかな眼差しを私に落とす。


「言ってろ」

呟くように小さく口にして、ニッと一瞬だけ意地悪な笑みを浮かべた。



もう本当に。

好き過ぎます、愛してます。



田所の首に両腕を巻き付けて、全力で抱き付いた。田所も少し浮いた私の背中を両腕で抱え込んで、ぎゅうと抱き締め返してくれた。



シアワセ……。




なのに――

ピーンポーンと。空気を読めない陽気な機械音が部屋中に木霊する。


途端、弾かれたように身を起こす田所。咄嗟にしがみ付いたから、私まで一緒に起き上がってしまった。