ダメだ。甘過ぎるから困る。融けてしまう。身体が液体になってしまう。
「バカ、ハゲ、ウンコ」
焦燥しきって幼稚な悪口を並べ立てれば、田所はほんの少し身を起こして、艶やかな眼差しを私に落とす。
「言ってろ」
呟くように小さく口にして、ニッと一瞬だけ意地悪な笑みを浮かべた。
もう本当に。
好き過ぎます、愛してます。
田所の首に両腕を巻き付けて、全力で抱き付いた。田所も少し浮いた私の背中を両腕で抱え込んで、ぎゅうと抱き締め返してくれた。
シアワセ……。
なのに――
ピーンポーンと。空気を読めない陽気な機械音が部屋中に木霊する。
途端、弾かれたように身を起こす田所。咄嗟にしがみ付いたから、私まで一緒に起き上がってしまった。
「バカ、ハゲ、ウンコ」
焦燥しきって幼稚な悪口を並べ立てれば、田所はほんの少し身を起こして、艶やかな眼差しを私に落とす。
「言ってろ」
呟くように小さく口にして、ニッと一瞬だけ意地悪な笑みを浮かべた。
もう本当に。
好き過ぎます、愛してます。
田所の首に両腕を巻き付けて、全力で抱き付いた。田所も少し浮いた私の背中を両腕で抱え込んで、ぎゅうと抱き締め返してくれた。
シアワセ……。
なのに――
ピーンポーンと。空気を読めない陽気な機械音が部屋中に木霊する。
途端、弾かれたように身を起こす田所。咄嗟にしがみ付いたから、私まで一緒に起き上がってしまった。



