「違うよ。綾子とか……友達が言ってくれる」
仕方がないから、見栄を張ってしまったことを自ら暴露した。
田所に拗ねられると、とんでもなく厄介。そして、ひっじょーに面倒臭い。
「何だよ、クソ紛らわしい……。へぇ、ほのかちゃん、そうやって女子に慰めて貰ってんだ?」
安心したような笑みをフッと一瞬だけ見せるも、田所はすぐに意地悪く微笑む。
ムカつくんですけど。すっごいムカつくんですけど。
「慰めじゃないからね? みーんな、本心から言ってくれてるんだからね? それに――
『モヤシメガネ』じゃないから。メガネ取ったら格好良かったし、腕とかだって意外とガッチリだったし」
途端、田所の眉尻が下がった。不機嫌を通り越して泣きそうな顔になる。
勢いでまた余計なことを口走ってしまった。
まずい、まずいぞこれ……。
仕方がないから、見栄を張ってしまったことを自ら暴露した。
田所に拗ねられると、とんでもなく厄介。そして、ひっじょーに面倒臭い。
「何だよ、クソ紛らわしい……。へぇ、ほのかちゃん、そうやって女子に慰めて貰ってんだ?」
安心したような笑みをフッと一瞬だけ見せるも、田所はすぐに意地悪く微笑む。
ムカつくんですけど。すっごいムカつくんですけど。
「慰めじゃないからね? みーんな、本心から言ってくれてるんだからね? それに――
『モヤシメガネ』じゃないから。メガネ取ったら格好良かったし、腕とかだって意外とガッチリだったし」
途端、田所の眉尻が下がった。不機嫌を通り越して泣きそうな顔になる。
勢いでまた余計なことを口走ってしまった。
まずい、まずいぞこれ……。



