ここまで言ってもまだ気付いてくれない。デリケートな乙女心なんか、ちっともわからない鈍感野郎め。
「だからっ! 臭い……でしょ?」
「そうか? なら、息止める」
「は? そういう問題?」
「じゃ、どういう問題?」
どうしてそうなるのだ。臭いから息止めてまでエッチするとか……。
切な過ぎるだろ、悲劇だろ。
キュッと唇を横に結んで黙り込んでしまった私。けれど、何を思ったか田所の顔が私の目の前に戻って来て。
「冗談だわ、バカ。どんなんでも、ほのかの匂いに変わりねーだろ」
いつもの不機嫌顔に戻って冷ややかにそう言うと、田所の顔が私の耳元に落ちて来た。
そうして私の頭を抱え込み横髪に鼻を埋めて、すうと思い切り息を吸い込む。
「臭くねぇし? 新鮮さそのまま、産地直送」
きゅるるん……。
「だからっ! 臭い……でしょ?」
「そうか? なら、息止める」
「は? そういう問題?」
「じゃ、どういう問題?」
どうしてそうなるのだ。臭いから息止めてまでエッチするとか……。
切な過ぎるだろ、悲劇だろ。
キュッと唇を横に結んで黙り込んでしまった私。けれど、何を思ったか田所の顔が私の目の前に戻って来て。
「冗談だわ、バカ。どんなんでも、ほのかの匂いに変わりねーだろ」
いつもの不機嫌顔に戻って冷ややかにそう言うと、田所の顔が私の耳元に落ちて来た。
そうして私の頭を抱え込み横髪に鼻を埋めて、すうと思い切り息を吸い込む。
「臭くねぇし? 新鮮さそのまま、産地直送」
きゅるるん……。



