わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「いただきます」


私を組み敷いた田所が、真顔で見下ろしながら低く呟いた。そして、未だかつてない性急さで私の首筋に食らい付く。


田所は冗談を言う時でも笑わないから。

本当に食われてしまうんじゃないかって、一瞬だけ不安になった。



『田所くんて――

面白いけど、ちょっと何か恐いよね』


女子たちにそんな風に言われている理由は、こういう所にあるんだと思う。



「ねっ……ねぇ、田所。今日私、体育あって」

夢中で貪っているとこ悪いんだけど。


「だから何?」

一応、私の声は耳に届くみたいだ。面倒くさそうな声が返って来た。


「だから、汗かいたし」

「で?」