わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「ほのか――

サボろ?」


背後から耳元で囁かれ、身体の深部がゾクゾクと沸き立った。



大好きな人に、こんな風に甘くて艶やかな声で言われたら、抗える訳がない。


でも何だかもの凄く照れくさい。どうしても振り返ることが出来なくて、ただコクンと小さく頷いた。




空き教室に連れて行かれるのかと思ったけど、予想に反して田所は昇降口へ向かう。


手を引かれるまま、促されるまま。

スニーカーに履き替えて校舎から外へ。校門を抜けて向かったのは――

田所のアパートだった。



いよいよ田所がその気になってくれた、と。そんな期待で胸がパンパンに膨らんだ。