わたしとあなたのありのまま ‥3‥

『ほのか……食べてい?』

『ん、今。食べたい』


さっきのあれは、夢か幻か……。



「だから、田所が私を食べたいって……」

祈る気持ちで口にする。田所は「あっ」と小さく声を漏らし、その綺麗な奥二重の目をほんの少し見開いた。



「そそそ、ほのか食べるんだった、忘れてた」

田所はヘラリと笑ってそう言った。


そして、田所がほんの少し身を屈め、その見惚れるほどに美麗な顔が近付いて来る。


えっ、ええ? ここで?



けれど――

完璧に整った美しい顔は、接近途中で突然進路を変更する。



はふっ……。

私の頬に食らいついた。