わたしとあなたのありのまま ‥3‥

おい、田所。お前こそ、私たちのデリケートな事情を暴露してんじゃねぇよ!


それに私たち……。

ノーマルじゃないぐらい、もうずっとそういうのないですしね?



「磁石のこと言ってんだわ、アホか! おめぇが卑猥な想像してんだろうが」

鵜飼先生は擦れ違いざま、田所の背後から頭をペシッと軽く平手で叩いていった。



「さっさと教室戻れ、ガキども。10年はえぇんだよ、10年」

歩きながら振り返り、鵜飼先生は田所に向かってそう言い、けれどフイッと私に視線を移す。


「おい、女子高生」



こっ……怖い……。

でも一言、物申させて頂けるなら――


この学校に居る女性のほとんどが『女子高生』なのであります。



「自分を大事にしろよ」

言って先生はニカッと不気味に笑う。いや、爽やかに、かな。