私が絶望に打ちひしがれているというのに、そんなのにはちっとも気付かず田所は、
「どうなってんの?」
と。何故だか至極真剣な顔で私に問う。
「そんなの……私に聞かれてもわかんないよ」
「お前が他の男に愛想振り撒いてっからじゃねぇのかよ?」
「何、その言い掛かりっ! 私がいつ……」
言いかけて途中で口籠ってしまった。
だって突然、田所が今にも泣き出しそうな顔をするから。
どうしてそんなに不安なんだろう。私のこの、はち切れんばかりの膨大な愛が、田所にちゃんと届いていないのかな。
「私の良さって、ペットとかそういう動物的なもんじゃん? そんなんで私のこと好きになるのなんか、田所ぐらいだよ」
もう言いたくないけど教えてあげた。だって田所、肝心なことに気付いていないから。
「どうなってんの?」
と。何故だか至極真剣な顔で私に問う。
「そんなの……私に聞かれてもわかんないよ」
「お前が他の男に愛想振り撒いてっからじゃねぇのかよ?」
「何、その言い掛かりっ! 私がいつ……」
言いかけて途中で口籠ってしまった。
だって突然、田所が今にも泣き出しそうな顔をするから。
どうしてそんなに不安なんだろう。私のこの、はち切れんばかりの膨大な愛が、田所にちゃんと届いていないのかな。
「私の良さって、ペットとかそういう動物的なもんじゃん? そんなんで私のこと好きになるのなんか、田所ぐらいだよ」
もう言いたくないけど教えてあげた。だって田所、肝心なことに気付いていないから。



