わたしとあなたのありのまま ‥3‥

うわっ。何? 急に……。

またドキドキするじゃん。心臓が破裂するじゃんかー!



田所は私の肩にその額を乗っけたまま、苦しそうに呟いた。


「お前がどんだけゴンザレスか、そんなもん知るかっ。だいたいゴンザレスって何だよ? バカじゃねぇの?」


「何それっ! 自分から言い出といて……」


「けど、」


田所は顔を伏せたまま続ける。

サラサラの髪が私の頬に触れていて。こそばゆいような、心地良いような、照れくさいような……。


まぁ、一言で言い表すなら、『テヘヘ』である。



「言われてみたら、似てる。だからムカついた、ゴメン。お前――

可愛いよ」