「ああ、多分……ほのかは俺に愛され過ぎて、ちょっと調子ぶっこいてんだわ。ごめんね?」
見上げれば、妖艶な笑みを浮かべる美しい人。
――きゅるるん。
ヤバい、止まらない。無限にきゅるるんだ。
「ある意味コイツってレアだから、お前が欲しがる気持ち、よーくわかるけど、俺、手放す気ねぇし。お前なんかにやらねぇよ?」
ラブだぜ、田所。
私の首にぐるりと巻き付いている田所の右腕に両手を添えて、肩の上にのっかっているそれに、頭を横倒して自分の頬をくっつけた。
「お、俺だって、いらねぇーよ? なんちってー。ははっ」
クチビルはしどろもどろにそんなことを口走り、誤魔化すように苦笑した。
そうしてクルリと身を翻してこちらに背を向け、
「じゃ、俺はお邪魔みたいだからこれで。末永くお幸せにー」
なんて調子のいいことを言いながら、何事もなかったように去ろうとする。
見上げれば、妖艶な笑みを浮かべる美しい人。
――きゅるるん。
ヤバい、止まらない。無限にきゅるるんだ。
「ある意味コイツってレアだから、お前が欲しがる気持ち、よーくわかるけど、俺、手放す気ねぇし。お前なんかにやらねぇよ?」
ラブだぜ、田所。
私の首にぐるりと巻き付いている田所の右腕に両手を添えて、肩の上にのっかっているそれに、頭を横倒して自分の頬をくっつけた。
「お、俺だって、いらねぇーよ? なんちってー。ははっ」
クチビルはしどろもどろにそんなことを口走り、誤魔化すように苦笑した。
そうしてクルリと身を翻してこちらに背を向け、
「じゃ、俺はお邪魔みたいだからこれで。末永くお幸せにー」
なんて調子のいいことを言いながら、何事もなかったように去ろうとする。



