「なら有り難く……てか、こんなんじゃ足んねぇし?」
案の定、シモい方へ勘違いした田所は、高熱にも関わらずニヤッとほくそ笑んだ。
アホか。いや、アホだ。
進藤くんはプッと吹き出した。そして、
「ごめん、そういう深い意味は全くなかったよ。でもそういうことなら、改めて今度、ちゃんとボックスティッシュ贈るよ」
笑いながらもそう言い残し、笑顔のまま再び私たちに背を向けた。
中庭に取り残されて、田所と二人っきり。
そろり、バツが悪そうな顔で、田所は隣の私を見下ろした。
「送るよ、田所」
「いい、一人で帰れる」
田所は小声で言って、プイと顔を背けた。
「いいわけないでしょ。相当しんどいはずだよ?」
遠慮なのか何なのか……。田所が考えていることは、相変わらずよくわからない。
「お前さ、本当は俺に呆れてんだろ?」
確かに……。
本日もおバカ全開で、それはもう呆れっ放しでしたけども、だから何? そんなの今更でしょ。
「俺としたことが……。今日はとんだ醜態を晒してしまったな」
ふっと、何やら自嘲気味な笑いを小さく漏らして、田所がかしこまった口調で言う。
「はぁ?」
思わず大きな声を出してしまった。そして、田所の顔を至近距離でまじまじと見詰めた。
案の定、シモい方へ勘違いした田所は、高熱にも関わらずニヤッとほくそ笑んだ。
アホか。いや、アホだ。
進藤くんはプッと吹き出した。そして、
「ごめん、そういう深い意味は全くなかったよ。でもそういうことなら、改めて今度、ちゃんとボックスティッシュ贈るよ」
笑いながらもそう言い残し、笑顔のまま再び私たちに背を向けた。
中庭に取り残されて、田所と二人っきり。
そろり、バツが悪そうな顔で、田所は隣の私を見下ろした。
「送るよ、田所」
「いい、一人で帰れる」
田所は小声で言って、プイと顔を背けた。
「いいわけないでしょ。相当しんどいはずだよ?」
遠慮なのか何なのか……。田所が考えていることは、相変わらずよくわからない。
「お前さ、本当は俺に呆れてんだろ?」
確かに……。
本日もおバカ全開で、それはもう呆れっ放しでしたけども、だから何? そんなの今更でしょ。
「俺としたことが……。今日はとんだ醜態を晒してしまったな」
ふっと、何やら自嘲気味な笑いを小さく漏らして、田所がかしこまった口調で言う。
「はぁ?」
思わず大きな声を出してしまった。そして、田所の顔を至近距離でまじまじと見詰めた。



