そうっと、恐る恐るその頬に触れてみたら、
「あっつっ!」
吃驚するぐらいに熱かった。
「田所、すっごい熱じゃん。もう、何やってんの?」
バカだ。バカ、バカ、田所のバカっ!
だけど私の怒りなんかお構いなしで、田所は進藤くんに向かって、強めの語気で言い放った。
「ほのかは――
――誰にもやらねぇよ?」
「もう今はそんなこと……」
どうでもいいよって続けようとしたんだけど、
「いらねぇよ?」
進藤くんとクチビルが、仲良く口を揃えて言い返した。
肩透かしを食らった田所は、「えっ?」と間抜けな声を漏らす。
「寝ても覚めても田所くんだけ。そんな秋山さんに、もう興味なんかないよ」
進藤くんはそう言って、爽やかに笑った。進藤くんの言葉や表情にはいつも、何となくだけどスポーツマンシップが見え隠れする。
素敵男子だなぁと、今更だけど痛感。
だがしかし、
「何だとー?」
食ってかからんばかりの剣幕で田所が唸る。
「田所、なに怒ってんの? 今のは悪口じゃないってば」
田所を見上げながら、そのお腹を肘で軽く突いてやった。
「えっ?」
またも間抜けな声を小さく漏らして、私を見下げた田所。
状況的に、進藤くんは田所を安心させようとして、言ってくれたんでしょうが。そんな判断も、今の田所には出来ないみたい。熱に冒されて、思考がいつも以上に麻痺しているんだ、きっと。
「あっつっ!」
吃驚するぐらいに熱かった。
「田所、すっごい熱じゃん。もう、何やってんの?」
バカだ。バカ、バカ、田所のバカっ!
だけど私の怒りなんかお構いなしで、田所は進藤くんに向かって、強めの語気で言い放った。
「ほのかは――
――誰にもやらねぇよ?」
「もう今はそんなこと……」
どうでもいいよって続けようとしたんだけど、
「いらねぇよ?」
進藤くんとクチビルが、仲良く口を揃えて言い返した。
肩透かしを食らった田所は、「えっ?」と間抜けな声を漏らす。
「寝ても覚めても田所くんだけ。そんな秋山さんに、もう興味なんかないよ」
進藤くんはそう言って、爽やかに笑った。進藤くんの言葉や表情にはいつも、何となくだけどスポーツマンシップが見え隠れする。
素敵男子だなぁと、今更だけど痛感。
だがしかし、
「何だとー?」
食ってかからんばかりの剣幕で田所が唸る。
「田所、なに怒ってんの? 今のは悪口じゃないってば」
田所を見上げながら、そのお腹を肘で軽く突いてやった。
「えっ?」
またも間抜けな声を小さく漏らして、私を見下げた田所。
状況的に、進藤くんは田所を安心させようとして、言ってくれたんでしょうが。そんな判断も、今の田所には出来ないみたい。熱に冒されて、思考がいつも以上に麻痺しているんだ、きっと。



