「田所くんってさ、見た目は好みの問題だから何とも言えないけど、内面がカッコいいんだよね。第一印象は無愛想だし、取っ付きにくい感じだしで、正直苦手だなって思ったけど、話してみるとすごくイイヤツだった。異性より同性に好かれるタイプだよね?」
「異性にも好かれますけど」
異論を唱えてみたものの、進藤くんはくすっと笑っただけで、爽やかに流された。
「バスケ、下手くそだったなー」
と、進藤くんはその光景を思い出したように、正面のどこか遠くを眺めて笑った。
「ひどいよ、悪口じゃん」
「ごめん、そうじゃなくて。あんなに下手くそなのに、田所くんが一番楽しんでて、チームの雰囲気も盛り上げてくれて。負け試合だったのに、試合後はみんなが爽快な気分だったよ。全部、田所くんのおかげ……って、ああ、ごめん。男が男を褒めるって、なんか……気持ち悪いよね?」
「いいや、全然。もっと褒めてくれたまえ」
「いい、もうこの辺でやめとく」
言って、進藤くんはまた、照れ臭そうに笑った。
「そして本題。僕は秋山さんのことを諦めようと思う」
「えっ? まだ諦めてなかったの?」
「だって、デートの申し込みの返事、まだ貰ってないよ?」
「そうだった! ごめん」
冬以とのなんやかんやですっかり忘れていたけど、進藤くんとのデートの件、保留にしたままだった。
「異性にも好かれますけど」
異論を唱えてみたものの、進藤くんはくすっと笑っただけで、爽やかに流された。
「バスケ、下手くそだったなー」
と、進藤くんはその光景を思い出したように、正面のどこか遠くを眺めて笑った。
「ひどいよ、悪口じゃん」
「ごめん、そうじゃなくて。あんなに下手くそなのに、田所くんが一番楽しんでて、チームの雰囲気も盛り上げてくれて。負け試合だったのに、試合後はみんなが爽快な気分だったよ。全部、田所くんのおかげ……って、ああ、ごめん。男が男を褒めるって、なんか……気持ち悪いよね?」
「いいや、全然。もっと褒めてくれたまえ」
「いい、もうこの辺でやめとく」
言って、進藤くんはまた、照れ臭そうに笑った。
「そして本題。僕は秋山さんのことを諦めようと思う」
「えっ? まだ諦めてなかったの?」
「だって、デートの申し込みの返事、まだ貰ってないよ?」
「そうだった! ごめん」
冬以とのなんやかんやですっかり忘れていたけど、進藤くんとのデートの件、保留にしたままだった。



