「今よりもっと――
俺に惚れさせてやる」
自信満々な憎たらしいドヤ顔で私を見据えて言い、更に、下手くそなウィンクまでかましやがった。
プチッと。
頭の中で何かが切れる小さな音が聞こえた。
少し大人になって、自意識過剰男の戯言だと聞き流せばいいだけのことかも知れない。でも出来なかった。
どうにも我慢ならなかった。
「あのさ、じゃあ言わせて貰うけど。あんたさー、出席番号順でクラスの女子全員に告ってるでしょ? 青井さん、秋山ほのかを飛ばして上田さん、小川さん、北川さん……。そんで一周回って、今度は飛ばした子。だから私の番。でしょ?
何なの? そのローテーション。女子だったら誰でもいいの?
私の言ってることわかりますか? いっとくけど、飛ばされたこと怒ってんじゃないからね?」
「誰でも良くねぇし。だから最初、秋山は飛ばしたんだし」
むっかぁー!
俺に惚れさせてやる」
自信満々な憎たらしいドヤ顔で私を見据えて言い、更に、下手くそなウィンクまでかましやがった。
プチッと。
頭の中で何かが切れる小さな音が聞こえた。
少し大人になって、自意識過剰男の戯言だと聞き流せばいいだけのことかも知れない。でも出来なかった。
どうにも我慢ならなかった。
「あのさ、じゃあ言わせて貰うけど。あんたさー、出席番号順でクラスの女子全員に告ってるでしょ? 青井さん、秋山ほのかを飛ばして上田さん、小川さん、北川さん……。そんで一周回って、今度は飛ばした子。だから私の番。でしょ?
何なの? そのローテーション。女子だったら誰でもいいの?
私の言ってることわかりますか? いっとくけど、飛ばされたこと怒ってんじゃないからね?」
「誰でも良くねぇし。だから最初、秋山は飛ばしたんだし」
むっかぁー!



