わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「何それ?

『fine, thank you.and you?』的なノリで聞き返さないでよ!」


すかさず言い返して、抑えきれない“きゅるるん”を誤魔化そうとしてみた。



「お前のツッコミ、なっがっ(長い)」

言って、ふっと浮かべた柔らかな微笑。それを見逃さなかった私は、再び激しい“きゅるるん”に侵される。


これじゃあエンドレスだ。



田所のことが好き。大好き。

急激に盛り上がってきた気持ちに胸が押し潰されそうで。


田所に触れたくて触れたくてどうしようもなくなって、そっと手を繋いでみた。



いつもだったら冷たく振り解かれるのに、今日は違った。


指を絡めとり、手にきゅっと力を込めて田所は握り返してくれた。



嬉しいんだけど、いつもと違う田所に不安になる。



と、

「ひゅうひゅう。熱いぜお二人さん」

古くさーい冷やかしが背後から聞こえた。しかも感情皆無な棒読み。


その声の主が誰かなんて、わざわざ振り返らなくてもわかる。