痛みに悶えながらも、自分の身体を両手で探って、衣服を着ているかどうかを確かめた。
手の平に触れたのが繊維だったことに、とりあえずはホッとする。
「んっ……」
小さく掠れた声が背後から聞こえ、咄嗟に動きを止めた。
カチコチに固まって身じろぎもせず、最小限の換気で我慢して呼吸音を極力絞った。
今すぐ自分の存在を消せたら……。
そんなファンタジーなことすら考えた。
「ほのか起きた?」
そうっと、横の髪と一緒に耳も優しく撫でられた。
「うん」
そう返すことで精一杯だった。
どうして冬以が居るの? とか、どうして私のベッドに寝ているの? とか。
聞きたいことは山盛りだけど、怖くてそれができない。
「こっち向いて、ほのか?」
耳のすぐ後ろに響いた甘い囁き。
どうしてだか逆らったらいけない気がして、ゆるゆると寝返れば、両腕でぎゅうっと抱き寄せられた。
手の平に触れたのが繊維だったことに、とりあえずはホッとする。
「んっ……」
小さく掠れた声が背後から聞こえ、咄嗟に動きを止めた。
カチコチに固まって身じろぎもせず、最小限の換気で我慢して呼吸音を極力絞った。
今すぐ自分の存在を消せたら……。
そんなファンタジーなことすら考えた。
「ほのか起きた?」
そうっと、横の髪と一緒に耳も優しく撫でられた。
「うん」
そう返すことで精一杯だった。
どうして冬以が居るの? とか、どうして私のベッドに寝ているの? とか。
聞きたいことは山盛りだけど、怖くてそれができない。
「こっち向いて、ほのか?」
耳のすぐ後ろに響いた甘い囁き。
どうしてだか逆らったらいけない気がして、ゆるゆると寝返れば、両腕でぎゅうっと抱き寄せられた。



