苦笑も爽やかな冬以、さすが……。
美しく整った顔を見詰め返して、そんなどうでもいいことを思ったり。
「ちゃんと考えて、ほのか」
フッと優しい笑みを浮かべた冬以が、指先で私のこめかみをチョンと突く。
「ごめん」
注意されたっぽいから、とりあえずは謝って、ちゃんと考えてみる。
「あっ……お隣の美術館行かない? 今、何とか展やってんじゃなかったっけ?」
「『何とか展』なら、いつでもやってるよ」
冬以は可笑しそうにクツクツ笑った。その笑顔に、ちょっとだけホッとする。
「いいよ。じゃあその『何とか展』、せっかくだから観に行こう」
あっさり同意して、冬以は美術館へ向かって歩き出した。
並んで歩きながら、じいっと隣の冬以を見た。でもそれは、ほとんど無意識だったから、
「何?」
不意に聞かれて、たちまち恥ずかしくなった。冬以も照れ臭そうに苦笑している。
美しく整った顔を見詰め返して、そんなどうでもいいことを思ったり。
「ちゃんと考えて、ほのか」
フッと優しい笑みを浮かべた冬以が、指先で私のこめかみをチョンと突く。
「ごめん」
注意されたっぽいから、とりあえずは謝って、ちゃんと考えてみる。
「あっ……お隣の美術館行かない? 今、何とか展やってんじゃなかったっけ?」
「『何とか展』なら、いつでもやってるよ」
冬以は可笑しそうにクツクツ笑った。その笑顔に、ちょっとだけホッとする。
「いいよ。じゃあその『何とか展』、せっかくだから観に行こう」
あっさり同意して、冬以は美術館へ向かって歩き出した。
並んで歩きながら、じいっと隣の冬以を見た。でもそれは、ほとんど無意識だったから、
「何?」
不意に聞かれて、たちまち恥ずかしくなった。冬以も照れ臭そうに苦笑している。



