「えっと……」
足りない脳ミソを駆使して、繋ぐ言葉を考える。
「……デートに決まってんじゃんね?」
勢いに任せて言い放ち、軽快に笑い飛ばしてみたけど、それは不自然過ぎて余計に気まずくなった。
「うん。『ゆき』と」
冬以はポツリ、寂しげに呟いて困ったような苦笑を浮かべた。
「ごめんね」
モソモソと小さく謝れば、「ううん、全然」と、冬以はふわりと笑う。
最初からこうすれば良かった。変に誤魔化そうとするから、逆に一層、重い空気になってしまった。
ゆきさんとの思い出の場所ってことか。
何故よりによってそんな場所をチョイスしたんだ私っ! 気まずいじゃんかぁ、なんて。
そんな風に思ってしまう私はやっぱり、自己中で我儘だ。
手に入れたチケットは、午後1時20分からのもの。という訳で、午前中は完全なるフリーだ。
「どうしよっか?」
目的地もないまま、何となく歩き出しながら隣の冬以が私に問う。
足りない脳ミソを駆使して、繋ぐ言葉を考える。
「……デートに決まってんじゃんね?」
勢いに任せて言い放ち、軽快に笑い飛ばしてみたけど、それは不自然過ぎて余計に気まずくなった。
「うん。『ゆき』と」
冬以はポツリ、寂しげに呟いて困ったような苦笑を浮かべた。
「ごめんね」
モソモソと小さく謝れば、「ううん、全然」と、冬以はふわりと笑う。
最初からこうすれば良かった。変に誤魔化そうとするから、逆に一層、重い空気になってしまった。
ゆきさんとの思い出の場所ってことか。
何故よりによってそんな場所をチョイスしたんだ私っ! 気まずいじゃんかぁ、なんて。
そんな風に思ってしまう私はやっぱり、自己中で我儘だ。
手に入れたチケットは、午後1時20分からのもの。という訳で、午前中は完全なるフリーだ。
「どうしよっか?」
目的地もないまま、何となく歩き出しながら隣の冬以が私に問う。



