「可愛くないっ! ふざけんな! 降ろせって言ってんのに。さっさと車止めてよ」
すっかりいつもの調子で毒を吐き散らせば、
「降ろさない」
冬以はシレっと涼しげに拒否。そして――
「今夜は帰さないよ?」
冬以が真顔で甘く囁いたりするもんだから、思わずブッと吹き出してしまった。
「くっさっ! なんなの? そのオトゲーみたいなベタベタなセリフ。それに『今夜』って……。まだ朝だし。早朝だし」
「ほのか、オトゲーなんかやるの? じゃあ今日はオトゲーっぽい演出、した方がいい?」
「やらないって。てかさ、冬以こそオトゲー知ってんの?」
「知らない」
「じゃ、オトゲーっぽい演出なんか無理じゃん」
「フィーリングだけで、何とかイケるかなって」
「無理無理、イケないって」
バカみたいな会話なのに、なんだか楽しくなって来て。どちらからともなく、二人して笑い声を漏らした。
すっかりいつもの調子で毒を吐き散らせば、
「降ろさない」
冬以はシレっと涼しげに拒否。そして――
「今夜は帰さないよ?」
冬以が真顔で甘く囁いたりするもんだから、思わずブッと吹き出してしまった。
「くっさっ! なんなの? そのオトゲーみたいなベタベタなセリフ。それに『今夜』って……。まだ朝だし。早朝だし」
「ほのか、オトゲーなんかやるの? じゃあ今日はオトゲーっぽい演出、した方がいい?」
「やらないって。てかさ、冬以こそオトゲー知ってんの?」
「知らない」
「じゃ、オトゲーっぽい演出なんか無理じゃん」
「フィーリングだけで、何とかイケるかなって」
「無理無理、イケないって」
バカみたいな会話なのに、なんだか楽しくなって来て。どちらからともなく、二人して笑い声を漏らした。



