「だめ」
冬以は即答。そして悪戯っぽく笑う。
「やっぱ帰る。車止めて。降ろして」
冬以の腕を掴んで訴えた。
「止めない、降ろさない」
私の必死さをよそに、冬以は冗談めかして言って、愉しげにクツクツ笑い出した。
なにこの人? ムカつくんですけど。
「なんで笑ってんの? 意味わかんない」
怒りに任せて文句を言えば、
「やっぱ、ほのかはこうじゃないとね。我が儘で自己中で言いたい放題」
穏やかな微笑みと共にそう返された。
すっごい悪口。だけど『それ正解』と、ついつい納得してしまうから悔しい。
言い返せずにぶうと膨れたら、「可愛い」なんて、冬以はからかうように言って意地悪な笑みを見せた。
なに、この余裕。本気で腹が立つ。
冬以は即答。そして悪戯っぽく笑う。
「やっぱ帰る。車止めて。降ろして」
冬以の腕を掴んで訴えた。
「止めない、降ろさない」
私の必死さをよそに、冬以は冗談めかして言って、愉しげにクツクツ笑い出した。
なにこの人? ムカつくんですけど。
「なんで笑ってんの? 意味わかんない」
怒りに任せて文句を言えば、
「やっぱ、ほのかはこうじゃないとね。我が儘で自己中で言いたい放題」
穏やかな微笑みと共にそう返された。
すっごい悪口。だけど『それ正解』と、ついつい納得してしまうから悔しい。
言い返せずにぶうと膨れたら、「可愛い」なんて、冬以はからかうように言って意地悪な笑みを見せた。
なに、この余裕。本気で腹が立つ。



