ああ、そっか……。
心配してんのも、自信がないのも――
――私の方だった。
「田所、大好き」
今、私の胸を溢れんばかりに一杯にしている気持ちを口にすれば、田所の手はスルリと私の顔から離れた。
正面に向き直った田所は、ほんの少し顔を上向けどこか遠くを眺めながら、
「いちいち言わなくてよろしい」
どうしてだか、変にかしこまった口調でぼそりと言う。
「だって言いたいんだもん。ねぇ、田所は?」
今度は私が田所の前に身を乗り出して、強引にその視界に入り込んだ。
田所は冷ややかに細めた目で私を見て、
「いちいち言わせなくてよろしい」
またかしこまった口調で溜め息と共に呟いた。
身を乗り出した状態のまま、田所のブレザーの胸元までガシと掴んだ。
「だって大好きだから、何回だって言いたいし、何回だって言って欲しい。ねぇ、田所は? 私は大好き、大好き、大好き、だいす……」
心配してんのも、自信がないのも――
――私の方だった。
「田所、大好き」
今、私の胸を溢れんばかりに一杯にしている気持ちを口にすれば、田所の手はスルリと私の顔から離れた。
正面に向き直った田所は、ほんの少し顔を上向けどこか遠くを眺めながら、
「いちいち言わなくてよろしい」
どうしてだか、変にかしこまった口調でぼそりと言う。
「だって言いたいんだもん。ねぇ、田所は?」
今度は私が田所の前に身を乗り出して、強引にその視界に入り込んだ。
田所は冷ややかに細めた目で私を見て、
「いちいち言わせなくてよろしい」
またかしこまった口調で溜め息と共に呟いた。
身を乗り出した状態のまま、田所のブレザーの胸元までガシと掴んだ。
「だって大好きだから、何回だって言いたいし、何回だって言って欲しい。ねぇ、田所は? 私は大好き、大好き、大好き、だいす……」



