わたしとあなたのありのまま ‥3‥

ああ……。

君は本当に罪な男だね、全く。



「うそ! ほんとにー? やった!」

手放しで喜ぶ、素直過ぎるナルちゃん。


すぐさま私たちの間から飛び出して、瀬那くんの元へと移動した。



「ねぇ瀬那くん。気が向いたらでいいから、また誘って? ナルはいつでもオッケーだから。この身体、いくらでも瀬那くんに捧げるから、ね?」


おいおい、ナル。昼間っから何、とち狂ったこと言ってんだ。

酔ってんのか?


それより何よりナルちゃん、彼氏居るじゃん。彼氏が可哀想じゃん。



「やっぱ気が変わった。私もダンス見たくなった。行こっ、ナルちゃん」

今度は私がナルちゃんの腕を取って瀬那くんから引き離した。そうしてナルちゃんを半ば引き摺るように、体育館へと強引に連れて行く。



「えー! 瀬那くんとがいーいー」

ナルちゃんは子どもみたいに駄々をこね、ほのかの我儘になんで私が振り回されなきゃなんないのよーと、いわれのない苦情まで不満げに口にした。



何コイツ? ほんと、何なのコイツ?