「ってことで。綾子とほのか、一緒に見に行こっ」
ナルちゃんは、間にむりくり割り込んで、私と綾子の腕を自分の両腕で絡め取った。
「いい、私は見たくない。綾子と行って」
ナルちゃんが抱え込んでいる私の腕を、勢いつけて引っこ抜いた。
「あ、ほのか狡い。私だって興味ないし」
すかさずそう言って、綾子も私と同じようにしてナルちゃんの拘束から逃れた。
「酷いー」
わざとらしく半べそをかいて見せ、ナルちゃんは同情をひこうとするけれど、そうはいくか。
「酷くない、酷くない。そんなに見たかったら一人で行けばいいじゃん。『お一人様のご入場はお断り』って訳じゃないでしょ? カップル喫茶じゃあるまいし」
ちょっと冷たいかも知れないけど、でもでも私の主張は間違ってはいないはず。
「俺が一緒に行こうか?」
そう言ったのは瀬那くん。その場に居た全員の視線が一斉に彼の方へと向く。
ナルちゃん久し振り、そう言って瀬那くんは、魅惑の営業用スマイルを見せた。
ナルちゃんは、間にむりくり割り込んで、私と綾子の腕を自分の両腕で絡め取った。
「いい、私は見たくない。綾子と行って」
ナルちゃんが抱え込んでいる私の腕を、勢いつけて引っこ抜いた。
「あ、ほのか狡い。私だって興味ないし」
すかさずそう言って、綾子も私と同じようにしてナルちゃんの拘束から逃れた。
「酷いー」
わざとらしく半べそをかいて見せ、ナルちゃんは同情をひこうとするけれど、そうはいくか。
「酷くない、酷くない。そんなに見たかったら一人で行けばいいじゃん。『お一人様のご入場はお断り』って訳じゃないでしょ? カップル喫茶じゃあるまいし」
ちょっと冷たいかも知れないけど、でもでも私の主張は間違ってはいないはず。
「俺が一緒に行こうか?」
そう言ったのは瀬那くん。その場に居た全員の視線が一斉に彼の方へと向く。
ナルちゃん久し振り、そう言って瀬那くんは、魅惑の営業用スマイルを見せた。



