わたしとあなたのありのまま ‥3‥

見れば、渡り廊下、運動場を体育館へ向かってゾロゾロと移動する人、人、人。



「確か……。昼休み前に放送で、二年女子のダンスの発表、一時からとか言ってなかったっけ?」

照哉くんが自信なさげではあるけど答えてくれた。



ああだから、スポ大って毎年決まって金曜日開催なのに、今年はダンスの授業があった木曜日なの?


2ヶ月間の授業の総仕上げ的な?



と言うことは――

冬以も来るってこと?



「私たちの時、そんなの無かったよね?」


綾子に同意を求めれば、


「今年の二年はすんごい意欲的で、発表の場を作って欲しいって教頭に直訴したんだってー。やっぱ先生イケメンだと士気が高まるんじゃなーい?」


耳に覚えのある甘ったるーい女子の声が、頼んでもいないのに長々と説明してくれた。


声のした方を振り返れば、いつの間に来たのか、私のすぐ後ろにナルちゃんが立っていた。