そう言えばナルちゃんが、
『瀬那くんってデートの時、絶対女の子にお金出させないんだよー』
って、瞳をキラキラさせながらうっとりと語っていた。
もちろんそれ、瀬那くんがまだお盛んだった頃の話。
ナルちゃんは、瀬那くんが爽やかに後腐れなく通り過ぎた大勢の女子のうちの一人だ。
やらせてもらうんだからこれぐらい当然、と。瀬那くんは屈託なく笑って言うらしい。
その露骨さというか……隠すことない剥き出しの下心が、瀬那くんらしいと思ってしまう。
「何あれ? 異様じゃね?」
田所が渡り廊下の方へ視線をやりながら言い、田所と向かい合わせで立っていた瀬那くんもそちらを振り返って、
「まだ昼休み、半分近く残ってるよな? 体育館でなんかあんの?」
不思議そうに、誰に対してというわけでもなく問う。
『瀬那くんってデートの時、絶対女の子にお金出させないんだよー』
って、瞳をキラキラさせながらうっとりと語っていた。
もちろんそれ、瀬那くんがまだお盛んだった頃の話。
ナルちゃんは、瀬那くんが爽やかに後腐れなく通り過ぎた大勢の女子のうちの一人だ。
やらせてもらうんだからこれぐらい当然、と。瀬那くんは屈託なく笑って言うらしい。
その露骨さというか……隠すことない剥き出しの下心が、瀬那くんらしいと思ってしまう。
「何あれ? 異様じゃね?」
田所が渡り廊下の方へ視線をやりながら言い、田所と向かい合わせで立っていた瀬那くんもそちらを振り返って、
「まだ昼休み、半分近く残ってるよな? 体育館でなんかあんの?」
不思議そうに、誰に対してというわけでもなく問う。



